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人工知能がリアルタイム翻訳「KDDI AI翻訳」登場 ディープラーニング活用
AIを活用したリアルタイム翻訳アプリ「KDDI AI翻訳」と、オペレーターがタブレット画面越しに通訳してくれる「KDDI TV通訳」を、KDDIが法人向けに提供。
KDDIは2月14日、人工知能(AI)を活用したリアルタイム翻訳アプリ「KDDI AI翻訳」と、オペレーターがタブレット画面越しに通訳してくれるサービス「KDDI TV通訳」の提供を法人向けに始めた。月額料金はAI翻訳が480円、TV通訳が10分3000円から(いずれも税別)。
KDDI AI翻訳は、音声入力か文字入力した英語、中国語、韓国語をリアルタイムで翻訳し、合成音声とテキストで表示するアプリ(iOS/Android)。「音声認識や翻訳の過程でディープラーニングなどのAI技術を活用し、会話の中に出てくる曖昧な表現も高い精度で認識できる」(同社)という。
KDDI TV通訳は、複数の言語を話せるオペレーターがタブレットの画面越しに通訳を務めるサービス。英語、中国語、韓国語、フィリピン語、フランス語、タイ語、ベトナム語、ポルトガル語、スペイン語に対応する。一部言語を除き、24時間365日の応対が可能という。
簡単な会話はKDDI AI翻訳、複雑な案内が必要な場合はKDDI TV通訳――というように使い分けることで、接客対応を迅速化できるという。両サービスともに対応言語は順次拡大する予定。
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