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Googleとリーバイスの「Project Jacquard」ジャケット、今秋350ドルで発売へ
GoogleのATAPチームとLevi Strauss(Levi's)が、「SXSW 2017」で、2015年に立ち上げたウェアラブルプロジェクト「Project Jacquard」のジャケットを今秋に350ドル(約4万円)で発売すると発表した。
米Googleと米Levi Strauss(以下、Levi's)は3月11日(現地時間)、米テキサス州オースティンで開催のSXSW(South by Southwest)で、2015年に立ち上げた「Project Jacquard」のスマートフォンと連係するジャケットを今秋に350ドル(約4万円)で発売すると発表した。
Project Jacquardは、Googleの先端技術開発チームATAP(Advanced Technology & Projects)が開発する繊維センサーを、Levi'sのサイクリスト向けジャケット「COMMUTER」に埋め込み、袖をスワイプしたりタップすることで、Bluetoothで接続するスマートフォンを操作できるというもの。年次開発者会議「Google I/O 2016」で発表された段階では、今春発売の予定だった。
SXSWでは、プロジェクトリーダーのイワン・プピレフ氏、Levi'sのイノベーション担当副社長、ポール・デリンジャー氏が登壇し、デリンジャー氏が自ら着用したジャケットでデモを行った。
Spotifyなどの音楽アプリの制御やナビゲーションが可能だ。開発者向けにAPIを公開することで、新たなユースケースが増えていくという。(以下の動画は、2016年5月に公開されたものだ。)
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