ニュース
NVIDIA、自動車部品メーカーBoschと完全自動運転車で提携
NVIDIAが独大手自動車部品メーカーBoschと、完全自動運転車向けソフトウェアとハードウェアを共同開発すると発表した。
独自動車部品大手のBoschは3月16日(現地時間)、ベルリンで開催の「Bosch Connected World」で、米NVIDIAと一般車両向けAI自動運転システムの開発で提携したと発表した。
両社はNVIDIAの自動運転車用技術「Drive PX」をベースにしたディープラーニング採用のソフトウェアとハードウェアを開発する。次世代Drive PXはAI自動車向けスーパーチップ「Xavier」を搭載する。
NVIDIAのジェンスン・ファンCEOは年内にレベル3(ドライバーが必要な自動運転)向けシステムの提供を開始し、2018年末にはレベル4(ドライバーを必要としない完全自動運転)システムをリリースすると語った。
NVIDIAは同日、トラック大手の米PACCARとの提携も発表した(別記事)。
関連記事
- NVIDIA、トラック大手PACCARと完全自動運転トラック開発で提携
NVIDIAがトラックメーカー大手の米PACCARと完全自動運転トラック開発で提携すると発表した。PACCARは既に「NVIDIA DRIVE PX 2」搭載のレベル4トラックの走行テストを実施しており、その動画を公開した。 - NVIDIAとAudi、AI搭載自動運転車で提携 2020年までに完全自動車両を路上へ
NVIDIAとAudiが、AI(人工知能)搭載の自動運転車開発で提携する。2018年にはカリフォルニア州などの公道でテスト走行し、2020年には人の介入なしに走行する自動運転車を世に出す計画だ。 - NVIDIA、「ROBORACE」のロボットカーが「DRIVE PX 2」採用と発表
NVIDIAが、自動車用スーパーコンピュータ「DRIVE PX 2」が、来年から開催される自動運転車のカーレース「ROBORACE」の全車両に搭載されると発表した。ROBORACEでは10チームが同じ条件の車両に搭載する人工知能の性能を競う。 - Intel、自動運転のMobileyeを約1兆7600億円で買収
PC向け半導体からドローンやIoT、自動運転にシフトしているIntelが、自動運転向け画像認識技術を手掛けるMobileyeを約150億ドルで買収すると発表した。 - 自動運転車の公道走行ルール緩和 ハンドルやブレーキペダル省略可能に 国交省
安全確保措置と地方運輸局への届け出を条件に、ハンドルやアクセル、ブレーキペダルがない自動運転車も公道を走行できるようにした。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.