米Nianticとポケモンは4月4日、スマートフォンゲーム「Pokemon GO」で「ポケストップ」と「ジム」を増設すると発表した。宮城県、福島県、京都府、熊本県、岩手県の1府4県が対象で、4月以降順次追加していく。
ナイアンティックは2016年8月、これらの府県と観光振興連携を発表。これまでも被災した東北3県や地震のあった熊本県などで、レアポケモンの出現率をアップさせて観光客を誘致する取り組みをしてきた。
今年2月、3月には、福島県と京都府でPokemon GOを活用した周遊マップをそれぞれ公開。ナイアンティックの村井説人社長は「周遊マップの取り組みや、今回の増設に関する取り組みを通じて、より多くの方々が現地に訪れていただくためのきっかけづくりを支援する」としている。
増設時期や地域などの詳細は以下の通り。
宮城県
- 時期:2017年4月1日
- 対象地域:石巻市・東松島市・南三陸町(2016年11月に宮城県が主催したポケストップ追加企画イベント「Explore Miyagi」で参加者が収集した情報をもとに反映とのこと)
福島県
- 時期:2017年4月1日
- 対象地域:浪江町・広野町・楢葉町・川内村
京都府
- 時期:2017年4月1日
- 対象地域:宇治市・八幡市
熊本県(予定)
- 時期:2017年4月中旬以降
- 対象地域:八代地域
岩手県(予定)
- 時期:2017年4月中旬以降
- 対象地域:陸前高田市・大槌町
ゲーム内で道具を入手できるポケストップや、他のプレイヤーとポケモンバトルをするジムは、現実世界の名所旧跡や有名なモニュメントなどに設定されている。ユーザーがこれらを巡ることで、普段気付かない街の魅力に触れてもらう考えだ。
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