レオパレス21は4月10日、外出先からスマートフォンで施錠したり、家電製品の電源を入れたりできる「Leo Lock」を、10月から全ての新築物件に導入すると発表した。年間約1万戸への導入を目指す。入居者は無料で使える。
IoT(Internet of Things)デバイスを手掛けるグラモと共同開発した。スマホの専用アプリ(iOS/Android)で家の鍵を掛けたり、施錠状態を確認したりできるほか、照明やテレビ、エアコンなどの電源をコントロールできるという。スマホと家電の連携は、室内に設置する端末「Leo Remocon」を介して行う。
スマホ操作のための鍵情報は、入居者ごとに発行され、退去日に使えなくなる。一時的に有効になるワンタイムパスワードを発行し、入居者ではない第三者が利用できる仕組みも備える。
今回の導入で、スマホによる施錠、家電製品の制御機能を導入する賃貸住宅としては、レオパレス21が国内最大規模になる(同社調べ)としている。
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