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東芝、2カ月遅れで決算発表 監査法人は「結論不表明」
東芝が、2度の延期を経てようやく16年度第3四半期連結決算を発表した。ただし、監査法人によるレビューは「結論不表明」という異例の事態となっている。
東芝は4月11日、2016年4〜12月期連結決算を発表した。同決算のレビューを実施したPwCあらた監査法人は「結論不表明」とする異例の事態となっている。
同決算は2月14日に発表予定だったが、3月14日にいったん延期。3月14日にも再延期を行い、4月11日までに発表するとしていた。
PwCあらた監査法人は今回「結論の表明の基礎とある証拠を入手することができなかった」として、監査意見を表明しなかった。
東芝の原発子会社だった米Westinghouse Electricが米CB&I Stone&Websterを買収する際、一部経営者が「不適正なプレッシャー」をかけたとされる事案について東芝の社内調査が完了していないことや、同監査法人が評価を完了していない調査事項と、その事項がもたらす影響について確定していないこと――などを不表明の理由として挙げている。
発表した決算内容について、東芝は午後6時45分から東京都港区の本社会議室で記者会見を行う予定だ。
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