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ARをアニメで表現する難しさ――「劇場版ソードアート・オンライン」制作裏話、伊藤監督に聞く(5/5 ページ)

近未来のAR・VR技術を題材にしたアニメ映画「劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-」。その制作裏話を、伊藤智彦監督に聞いた(※ストーリーの核心に迫るネタバレはなし)。

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オーディナル・スケールは「スマホゲー」と同じ

――劇中では、ヒロインたちがファミリーレストランでオーグマーを装着し、「パックマン」を遊んでいて、主人公のキリトが「君たちちょっとゲームしすぎじゃないか?」と指摘するシーンがある。伊藤監督は普段からゲームをよくプレイするのか。

伊藤監督: 残念ながらあまりゲームはしないんです。あのシーンは、女子高校生がファミレスでスマートフォンをいじり、ゲームを遊んでいるのと同じイメージです。

 ストーリーの根幹の話になりますが、オーグマーでプレイする「オーディナル・スケール」は、スマホゲームのメタファーなのです。それに対し、テレビシリーズの舞台だった「ソードアート・オンライン」をはじめとするVRゲームは、PlayStation 4のような据え置き型ゲーム。キリトはハードゲーマーで「スマホゲーは認められない」という考えがあって、オーディナル・スケールにはあまり乗り気じゃない。アスナからは「運動不足だからでしょ」と言われていますが。

――伊藤監督はAR、VRのどちらのゲームを遊びたいか。

伊藤監督: VRを遊んでみたいかなと。いまのVRゲームは、俺のような眼鏡をかけている人だと、眼鏡の上にゴーグルを付けないといけないので痛いですが、それがクリアされた「SAO」の世界のVRはプレイしてみたいです。ARゲームは、俺も運動不足なので……。

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