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月60円からのIoTプラットフォーム「sakura.io」 さくらインターネットが正式スタート
通信モジュールや通信環境、システムを一体で提供するIoTプラットフォーム「sakura.io」が正式にスタートした。
さくらインターネットは4月18日、IoT(Internet of Things)デバイスやサービスを開発したい開発者向けに、通信モジュールや通信環境、システムを一体で提供するIoT(Internet of Things)プラットフォーム「sakura.io」の提供を始めた。
IoTデバイスに組み込める通信モジュールと「さくらの通信モジュール」(税別8000円)と、LTE閉域網、データの保存や連携に必要なシステムを一体で提供。昨年からβ提供してきた「さくらのIoT Platform β」を正式サービス化した。
通信モジュール1台当たり月60円(税別、以下同)で1万回まで接続でき、それ以上通信するならポイントを追加購入する。1回の接続に1ポイントを消費する仕組みで、2万ポイント当たり100円で購入できる。
通信モジュールは1台単位で販売するほか、大量生産する企業向けに90台セット(58万5000円)も提供。通信モジュールから製造したいユーザーには、必要なSIM、バイナリ、モデムなどを提供する「ハードウェアライセンス」を、ソフトにsakura.ioの接続機能を組み込みたいユーザーには、SIMやプロトコル仕様書、サンプルコードなどを提供する「プロトコルライセンス」を提供する。
2.4GHzまたは920MHz(LoRa)の変調方式の通信モジュールからゲートウェイを経由して送受信する「ゲートウェイ方式」も開発中。LoRaのテストメンバーの募集も始めた。
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