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Google、「Allo」に顔写真からオリジナルスタンプを作るニューラルネットワーク機能

Googleのメッセージングアプリ「Allo」に、自撮り顔写真から似顔スタンプを自動作成する機能が加わった。Googleの研究ラボが、ニューラルネットワーク技術とアーティストのイラストを組み合わせて構築した。

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 米Googleは5月11日(現地時間)、AI(人工知能) bot入りメッセージングアプリ「Allo」のAndroid版をアップデートし、セルフィー画像を基にオリジナルスタンプを自動作成する機能を追加したと発表した。

 新機能は「ニューラルネットワークとアーティスト作品を組み合わせ、ユーザーのセルフィーをパーソナライズされたステッカー(スタンプ)のパッケージにする」ものだ。

 画面下部の入力バーで[+]→[ステッカー挿入アイコン]→[ステッカー追加アイコン]→[自撮り写真からステッカーを作成]→[作成]でカメラ画面にし、画面上のメガネに自分の目の位置を合わせてシャッターボタンをタップすると、「あなたのアバターを作成しています」と表示され、しばらくするとステッカーが完成する。

 allo 1

 完成画面下中央の編集ボタンをタップすると、ヘアスタイルや目などのパーツ別に置き換えられる。

 allo 2
編集画面

 完成したステッカーは、入力欄で画像検索アイコンをタップすると表示されるので、選べば投稿できる。

 Googleはこの機能のために、新たな畳込みニューラルネットワークシステムを構築するのではなく、既存の汎用ニューラルネットワークを流用した。この汎用ニューラルネットワークは解析に不要な要素を無視する能力を備えていたため、比較的少ないサンプルで学習させるだけで鍛えられたという。

 allo 3

 今回のパッケージはユーザーの“皮肉な面”を表現する似顔絵集だが、今後“かわいらしい面”や犬にするパッケージも計画しているという。

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