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Uber、「Uber Freight」で貨物運送業に参入
Uberが、トラックドライバーと貨物運送業者をマッチングさせる「Uber Freight」サービスを米国で開始した。
米Uberは5月18日(現地時間)、トラックドライバーと貨物運送業者をマッチングさせる新たなサービス「Uber Freight」を発表した。米国で同日、AndroidおよびiOSアプリを公開した。
Uber Freightは、Uberのメインのビジネスである配車サービスでドライバーと乗客をマッチングさせるのと同じように、トラックドライバーと貨物を輸送して欲しい顧客をマッチングさせるサービス。
Uberによると、トラックドライバーは米国経済の中心であり、米国内の1年に輸送される貨物の約10%はトラックドライバーが担っているという。ただ、貨物輸送では支払いが30日先だったり、貨物の受取先で無償で何時間も待たされたりすることが問題だとしている。
Uber Freightの使い方は基本的にUberアプリと同じ。ドライバーはまずサインアップページからエントリーし、Uberの審査を通れば登録される。
顧客から発注があるとアプリ上にリストアップされ、ドライバーは自分が受け入れ可能な仕事を選んでタップすればいい。
料金はすぐに支払われる。受け入れ先で待たされたり、キャンセルされた場合の追加料金も明示されている。
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