楽天とLIFULL(ライフル)は6月22日、共同で新会社「楽天LIFULL STAY」を設立し、国内で民泊事業に参入すると発表した。民泊施設を「提供したい人」と「利用したい人」をつなげるWebプラットフォームを構築するという。
不動産や住宅情報サイトなどの「LIFULL HOME'S」を手掛けるLIFULLとの共同出資によるもの。
提供する宿泊仲介プラットフォーム「Vacation Stay」(仮称)は、9日に成立した住宅宿泊事業法に基づき、旅館業法の許可を得ていない個人や事業者が一定の要件を満たすことで、保有する空き家や空き部屋を民泊として貸し出せるようになるサービス。
楽天の約9000万人にのぼる会員基盤と、LIFULLが持つ不動産領域に関する経営資源や知見を掛け合わせ、日本最大の民泊プラットフォーム構築を目指すという。
「多様化する宿泊ニーズに答えるため、より幅広い選択肢を提供していく。これまでにない消費行動が生まれ、都市部と地方、日本全体の活性化につながる」(楽天 山田善久副社長)
関連記事
- 民泊“解禁”法案が成立 全国で誰でも営業可能に
ルールや罰則を明確化することで、健全な民泊サービスの普及を図る。 - Airbnb、国内のホテル・旅館予約に本格参入 オンライン旅行会社と提携で
これまでは、ホスト個人が提供する家や部屋をメインに取り扱っていた。 - 「同じ観光名所に行き同じ写真を撮る人々、それでいいのか」──民泊のAirbnb、日本で観光体験仲介サービス地域を拡大
旅行者と空き部屋の提供者をつなぐ「ホームシェアリングサービス」を手掛けるAirbnbが、旅行関連サービスを拡張。観光体験(ツアー)を仲介する「体験」サービスの実施地域を東京に続いて大阪に広げる。 - Airbnb、福岡市“宿不足”を民泊で解決へ 交流増やす「ラボ」設置
Airbnbが、ホストと宿泊客などが交流する取り組み「ホームシェアリングラボ」を福岡市で始める。「街ぐるみでの宿泊を実現し、潜在的な宿泊需要を吸収する」。 - Airbnb、福岡市“宿不足”を民泊で解決へ 交流増やす「ラボ」設置
Airbnbが、ホストと宿泊客などが交流する取り組み「ホームシェアリングラボ」を福岡市で始める。「街ぐるみでの宿泊を実現し、潜在的な宿泊需要を吸収する」。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.