外国為替証拠金取引(FX)サービスを運営するマネースクウェア・ジャパンは7月17日、同社Webサイトが不正アクセスを受け、顧客情報が漏えいした可能性があると発表した。取引に用いるログインパスワードやマイナンバーなどの漏えいは確認していないという。
流出した可能性があるのは、(1)Webサイトから同社セミナーに申し込んだ一部ユーザーの氏名、メールアドレス、(2)外国為替証拠金取引サービス「M2JFX」に口座を開設した一部ユーザーの氏名、メールアドレス、ID番号など。
13日午後3時ごろ、同社システム部門が外部からの攻撃を検知した。すぐに攻撃対象となったファイルを削除、攻撃を遮断し、被害状況の調査を始めたという。
14日には第三者機関に調査を依頼した。被害状況の確定には1週間ほどかかる見込みで、漏えい件数も公表する予定。漏えいが判明したユーザーには直接連絡するという。
同社は「お客さま、関係者の皆さまに多大なご心配とご迷惑をおかけした」と謝罪。セキュリティ体制をより強化し、再発防止に注力して「お客さまの信頼を回復すべく、全社を挙げて取り組む」としている。
関連記事
- 今どきの女子高生はキケン!? 10代後半の半数近くはパスワードが「〇〇」 ノートン調べ
ネットセキュリティ大手のシマンテックが、スマートフォン・タブレットのネットセキュリティに関する調査を実施した。そこから見えてきたものは……? - カード番号とセキュリティコードが記載されていない新しい「クレジットカード」、ルクセンブルクのICTイベントで展示
ルクセンブルク最大規模のICTイベント「ICT Spring Europe 2017」の展示におもしろいものがあった。 - エステサロンの決済代行業者からカード情報流出か 日本クレジット協会が注意喚起
「身に覚えがない利用履歴があれば、カード会社に問い合わせてほしい」という。 - 「WannaCry」からデバイス守る、実はウソ――“偽Androidアプリ”に注意
ランサムウェア「WannaCry」からデバイスを保護するとうたうが、実際は広告を表示するだけのAndroidアプリが登場したと、McAfeeが注意を呼び掛けている。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.