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“実写にしか見えない”3DCG女子高生「Saya」、「ミスiD」セミファイナリストに
講談社のアイドルオーディション「ミスiD 2018」セミファイナリストに、3DCGの女子高生キャラ「Saya」が選出。架空のキャラが選出されるのは初めて。
講談社が7月21日に発表した、女性アイドルオーディション「ミスiD 2018」のセミファイナリストに、全て3DCGで作られた女子高生キャラクター「Saya」が選ばれた。実在しないキャラクターが選出されるのは初めてという。
Sayaは、CGアーティスト・石川晃之さん、友香さん夫妻のユニット「TELYUKA」(テルユカ)が作成した架空の女子高生のキャラクター。2015年に夫妻がTwitterで画像を公開したところ、ネットユーザーから「実写にしか見えない」「本物の人間かと思った」との声が上がるほど、反響を呼んだ。
ミスiDは、講談社が13年に始めた「プロアマ不問」のオーディション。今年は4000人以上のエントリーから書類選考、カメラテストを経て132組(133人)のセミファイナリストを選出した。実在する女優、グラビアアイドルなどと並んで、Sayaが登場している。
講談社ブランドビジネス推進部によれば「選考委員会で(架空のキャラであっても)選ばれるべきという判断があった」という。セミファイナリストにはSaya以外にも、日本マイクロソフトの女子高生AI(人工知能)「りんな」が選ばれている。
今後、アイドル応援アプリ「CHEERZ」での一般投票などを経て、9月中旬〜10月中旬にファイナリスト(昨年は60人)が決定。11月3日にミスiD 2018受賞者を発表する予定だ。
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