GoogleがHTCのスマートフォン部門を買収のうわさ 今度こそ本当のオリジナル端末?:Googleさん
Googleが、初代「Nexus」と初代「Pixel」を手掛けたHTCのスマートフォン事業を買収するといううわさが浮上。Motorola買収(2年後に売却)はオリジナル端末にはほとんど結びつきませんでしたが、今度はどうでしょう。
米Googleが台湾HTCのスマートフォン部門を買収する話があると、中国メディア工商時報が9月7日に報じました。Google翻訳で英語にして読んだところ、話し合いはもう最終段階だと書いてあります。
以前Bloombergが8月にHTCが身売りするかもと報じたときは、「HTC ViveなどのVR部門を売却する相談をGoogleを含む複数の企業としている」ということでしたが、VR部門じゃなくて、スマートフォン部門をGoogleに、になったようです。
HTCの最近の四半期決算を見るとどんどん売り上げが落ちていて、株価も下がっているので、身の振り方を考えているというのはありそうです。
それにしてもGoogleがスマートフォンのハードウェアを買収という話になると、どうしても2012年にMotorolaを買って、2年後にLenovoに売り払ったことを思い出してしまいます。
Motorolaのときは特許ポートフォリオ獲得が主な目的だったと言われていて、せっかく傘下にしたのに、オリジナル端末のNexusシリーズのMotorola製は「Nexus 6」だけでした。うまくなじめなかったんでしょうか。
そこへいくと、HTCはMotorolaよりはGoogleと仲良しそうです。HTCはNexusシリーズの初代である「Nexus One」と「Nexus 9」を手掛けていて、なにより現在のオリジナル端末「Pixel」もHTC製だし、次期「Pixel 2」(仮)もHTC製とのうわさです。
オリジナル端末をGoogle内で作れるようになったら、細い調整ができそうです。SamsungやLGなどのサードパーティーのご機嫌を損なわないよう、あまり特別扱いはできないでしょうけれど。
個人的にはかつて「HTC Desire」を使ったことがあり、それなりに気に入っていたのでHTCには好感を持っています。
秋恒例(10月5日といううわさ)の新Pixel発表イベントでHTC買収も発表、という展開になるのでしょうか。どきどきです。
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