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「ベビーカーは歩道を通行できる」改めて告知 経産省、「一部で誤解招いた」
「ベビーカーは歩道を通行できる」と経産省が広報誌で改めて告知。特定の大型ベビーカーについて車道を走るよう求めた見解が誤解・批判を浴びていた。
経済産業省は9月14日、「ベビーカーは歩道を通行できる」と、広報誌「METI Jornal」で改めて示した。特定の大型ベビーカーについて「軽車両に当たる」とし、車道を走るよう求めた見解が批判を浴びたが、この見解は、国内未発売の特定の機種のみに当てはまるもので、「現在お使いのベビーカーが歩道を通行できなくなるというわけではない」と案内している。
同省は7日、日本未発売の電動アシスト付き6人乗りベビーカーについて、「軽車両に該当する」とし、車道を走るよう求める見解をWebサイトに掲載した。
この見解は、「グレーゾーン解消制度」に基づき、事業者からの照会を受けた特定の大型ベビーカーのみを対象にしていたが、サイトには詳しい説明はなく、誤解が広がった。一部のネットニュースが「経産省は『電動アシスト付き大型ベビーカーは車道を通行すること』と発表した」などと伝えてネットで拡散し、「経産省はベビーカーに車道を走れと言うのか」と批判を招いた。
経産省はMETI Jornalの記事で、「一部で『ベビーカーは車道を通行しなければならないのか!』と誤解を招いてしまった」と認め、「現在お使いのベビーカーは歩道を通行できる」などと改めて説明した。
経産省は14日、この件について釈明する記者会見も実施している。(関連記事)。
METI Jornalは日刊の広報誌。Web版は経済産業省大臣官房広報室が編集協力のものと、日刊工業新聞社が発行、運営している。
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