ニュース
Twitter、なぜトランプ大統領の「ロケットマン」ツイートを削除しないかを説明
トランプ米大統領のツイートを北朝鮮が「宣戦布告だ」と受け取ったと報じられる中、Twitterがなぜそのツイートを削除しないのかを説明した。
米Twitterは9月25日(現地時間)、ドナルド・トランプ米大統領が23日に投稿した北朝鮮の朝鮮労働党委員長、金正恩氏を揶揄するようなツイートを削除しない理由を、公式ツイートで説明した。
問題になっているツイートは「北朝鮮の李容浩外相が国連で言ったことを聞いた。彼の言ったことが小さなロケットマン(金正恩氏のこと)の考えを反映しているのなら、彼らは長くないだろう」というものだ。
このツイートについて、李外相は25日、これは明白な宣戦布告だと主張した。
トランプ氏はこれまでも過激なツイートを公式Twitterアカウントで繰り返しており、これを放置しているTwitterに対し、批判が高まっている。
Twitterは6連続ツイートで、「ここで取り上げられているツイートについて、なぜわれわれが削除しないのかと問うてきた人々がいる。われわれはすべてのアカウントに同じ規約を適用している。ツイートが規約に違反しているかどうかの判断では、幾つかのファクターについて検討する。検討するファクターの1つは、そのツイートにニュース性があり、公共の利益に値するかどうかだ。このポリシーは長く社内で用いてきたものだが、近くこれを公の規約に反映させる。Twitterは透明性と、人々が世界で何が起きているかを知らせることの両方にコミットしている。われわれは今後もこの方針に従っていく」と説明した。
関連記事
- Twitter、テロ関連アカウントを上半期だけで約30万件削除──透明性レポート
Twitterが半期ごとに公開している透明性レポートの2017年上半期版で、「テロリズムのプロモーション」関連のアカウントを29万9649件削除したと発表した。そのうち75%は最初のツイート前に凍結したとしている。 - Twitter、「サービス利用規約」を10月2日に改定へ コンテンツ削除やアカウント停止関連の文言を変更
Twitterが10月2日に新しい「サービス利用規約」を発効する。現行規約と比較してみた。 - なぜ、「絵師のTwitterアカウント」が突然凍結? Twitterに聞いた
Twitter「絵師さんを排除することはありえない」。 - トランプ大統領の「トランスジェンダーは軍に入れない」発言にIT系CEOが一斉に反対
ドナルド・トランプ米大統領が米軍からトランスジェンダーの人々を排除するという発言に対し、Appleのティム・クックCEOをはじめとする多数のIT系CEOが異議を表明した。 - トランプ氏、Twitterでトヨタ批判 トヨタは反論「メキシコ工場で米国の雇用減らない」
トランプ次期米大統領がトヨタ自動車の工場建設計画をTwitterで批判。トヨタが反論に追われている。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.