FacebookのザッカーバーグCEO、「傷つけた人々に謝罪したい」 ユダヤの「あがないの日」に
ユダヤ人であるFacebookのザッカーバーグCEOがユダヤの祝日「ヨーム・キップール(あがないの日)」に、「私の仕事が人々を1つにするのではなく、分断することに使われてしまったことについて、赦しを乞い、改善を約束する」と投稿した。
米Facebookのマーク・ザッカーバーグCEOは9月30日(現地時間)、ユダヤ教での神聖な祝日「ヨーム・キップール(あがないの日)」の終わりに自身のFacebookアカウントで「この1年で傷つけてしまった人々に赦しを乞い、より良い行いを目指す」と語った。あがないの日は、過去1年間の自己検分と悔い改めのための日とされる。
ザッカーバーグ氏はさらに、「私の仕事が人々を1つにするのではなく、分断することに使われてしまったことについて、赦しを乞い、改善を約束する。向う1年にわれわれがより良くなりますように」と語った。
同氏は27日には、米大統領選後に「Facebook上の虚偽のニュースが選挙に影響したという考えは非常にクレイジーだと思う」と発言したことについて、「クレイジーだという発言は軽蔑的だった。あの発言を後悔している」と投稿した。
虚偽ニュース拡散の責任を問われているFacebookは9月7日、選挙期間中に不正なアカウントによって世論を分断することを目的にしたような広告が出されていたことが調査の結果分かったと報告した。21日にはさらに、それらの広告がロシア政府と関連していたことも発表し、改善策について説明した。
ザッカーバーグ氏の謝罪の言葉には歓迎のコメントが多数寄せられているが、「オバマ大統領が警告したにもかかわらずあなたがロシアのプロパガンダのサポートを続けた結果、何人の人が亡くなったと思うのか。あなたは彼らに謝罪できるのか?」「Facebookが大統領選を台無しにしたのは残念だ。“傷つけた”というのはかなり控えめな表現だ。あなたを赦すことはできない」などの厳しいコメントも付いている。
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