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Square、iPad不要のレジシステム「Register」を999ドルで発売
モバイル決済のSquareが、店側とお客側の2台の端末とクラウドサービスで構成するレジシステム「Square Register」を999ドルで発売した。iPadなどのタブレットやスマートフォンは不要で、顧客管理や価格変更も端末でできる。
モバイル決済の米Squareは10月30日(現地時間)、タブレット不要の専用レジシステム「Square Register」を発表した。同日米国で999ドル(約11万円)で発売した。
Registerは、米AppleのiMacのような店主向けの13.25インチディスプレイ搭載専用端末とお客が自分でカード読み取りあるいはスマートフォンでのタッチ決済を行うための7インチディスプレイ搭載の小型端末、オンラインサービスで構成される。従来のサービスではSquareアプリを随時アップデートする必要があるが、Registerはアップデートは自動で行われる。
アイテム追加や顧客データ管理、値下げ設定なども専用端末で行える。既存の紙のレシートプリンタや読み取り端末とも接続できる。
Squareは公式ブログで、「これならiPadを盗まれる心配もありません」としている。同社の代表的モバイル決済システムはiOSあるいはAndroid端末に「Square Reader」を挿して使うか、Apple Payなどの非接触決済対応の「Contactless and Chip Reader」でカードを読み取る方式だ。
本稿執筆現在、日本で発売するかどうかはまだ不明だ。
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