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Google系列のWaymo、完全自動運転タクシーを米国で試験提供へ
Google系列の自動運転車企業Waymoが、世界初の運転席無人の公道走行をアリゾナ州フェニックスで実施した。同地で一般人が利用できる無人配車サービステストを開始する計画だ。
米GoogleからスピンオフしたAlphabet傘下のWaymoは11月7日(現地時間)、米アリゾナ州フェニックスで、運転席無人状態での自動運転車での公道走行テストを実施していると発表した。
同社を含む数社が既に公道での無人運転車走行テストは行っているが、運転席無人での公道走行は世界初。向う数カ月中に、この完全無人自動運転車による配車サービスに一般人を招待する計画だ。
Waymoは4月からフェニックスで自動運転車の無料貸し出しを実施している。配車サービスで使う車種は、貸し出しているのと同じ「2017 Chrysler Pacifica Hybrid」ベースのミニバンだ。
同社が公開した動画(記事末に転載)を見ると、利用者とは別に(片耳にAirPodsのようなものを付けた)Waymoの従業員が後部座席に座っている。
ユーザーは専用アプリで配車を申し込み、乗り込んだら後部座席から届く天井にある「START RIDE」ボタンを押して発車する。実際に乗車した米Ars Technicaによると、ユーザーは前部座席のヘッドレスト背面に設置されたモニターでナビのような画面を確認できる。天井の4つのボタンは、「START RIDE」「PULL OVER(停止)」「HELP」とロック解除用だ。
同社は今後、「サービス提供地域を大ロンドン(1572平方キロ)より広範囲に拡大し、自動車の数も増やしていく」としている。
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