「スマートフォン向け動画広告を最後まで視聴した経験のある人は51%」──サイバーエージェントの子会社CyberBullが11月13日、こんな調査結果を発表した。10代は約6割が最後まで視聴したことがあるという。
30〜40代でも男女共に4割以上が当てはまるという結果だった。
動画広告を視聴した媒体で最も多いのはYouTubeで、全体の8割を占めた。最後まで視聴した理由は「動画の時間が短かったから」が40.3%と最も多く、以下「興味・関心のある商品・サービスだったから」(40.1%)、「内容が面白かったから」(37.7%)が続く。一方で、最後まで視聴しなかった理由は「興味・関心のない商品・サービスだから」(40.3%)、「コンテンツ利用の邪魔になるから」(40.1%)、「広告の時間が長いから」(37.7%)などが多く、商品・サービスへの興味や広告自体の長さが完全視聴に関係することが分かった。
また、広告視聴後の行動をテレビCMとスマホの動画広告で比較した。「視聴後に商品・サービスを調べた」と回答した人は、10代女性で4.7ポイント、40代女性で1.0ポイントほどスマホ広告がテレビCMを上回った。
より積極的な行動として「商品・サービスの資料・サンプルを請求した」と回答した人の割合では、20代〜40代男性でスマホ広告が優位な結果に。特に30代男性はスマホ広告視聴後の数値がテレビCM視聴後の2倍で、購買行動に影響を与えていることが分かった。
調査対象は15〜49歳の男女1000人。10月6日〜8日にインターネット調査を実施した。
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