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バドワイザーのAnheuser-Busch、Teslaの自動運転トラック「Semi」40台予約
Teslaが2019年に生産開始する予定の自動運転電気トラック「Semi」をバドワイザーで知られるAnheuser-Buschが40台予約した。Semiはベーシックモデルでも1台15万ドルだ。
米Anheuser-Buschは12月7日(現地時間)、米Teslaが11月に発表した自動運転トラック「Semi」40台を予約したと発表した。
全社的な環境保護の取り組みの一環という。Semiの価格は15万ドル(約1700万ドル)から18万ドル。40台購入すると最低でも600万ドルに上る。同社によると、Teslaにとって最大の予約注文という。
TeslaはSemiを2019年までに生産開始すると発表している。
40台のSemiトラックを流通ネットワークに導入することが、2025年までに二酸化炭素排出量を30%削減するという目標達成の助けになるとしている。
Anheuser-Buschは2016年には、米Uber傘下の自動運転トラック企業Ottoのトラックで、5万本のバドワイザーを搬送した。UberとOttoは2月、競合する米Alphabet傘下のWaymoに特許侵害で提訴され、現在も係争中だ。
SemiはAnheuser-Buschの他に、米Walmart(15台)や米JB Hunt Transport Services(台数は不明)などが予約したと発表している。
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