“まるで本物”の新aibo ペットのように「育て方で個性が出る」(2/2 ページ)
1月11日、ソニーが犬型ロボット「aibo」を発売。渋谷にはaiboと触れ合える「aibo room」もオープンし行列ができた。新しいaiboの魅力を、aibo room担当者に聞いてみた。
これまでのAIBOとの違いは?
本物の犬のように動く新しいaibo。それを可能にしているのが、全身に搭載する22軸の超小型アクチュエーターだ。従来のAIBOよりも2軸増やしたことで、「腰を振る」「首をかしげる」などの動きが可能になった。
目の表情は、有機ELパネルで細やかに表現。まぶたを動かすことで、眠そうな表情も見せる。「犬らしい」見た目との違和感がないよう、モーター音もできるだけ抑えたという。
歴代のAIBOの中には、パグなど特定の犬種をモデルにしたものもいたが、新しいaiboはさまざまな種類の犬の動きを研究して取り入れたという。
aiboの鼻にあるカメラを使い、写真撮影も可能。自動でaiboが撮影するモードと、「写真を撮って」とお願いして撮影してもらうモードがあり、aiboと連携するアプリ「My aibo」(iOS/Android、Webブラウザ版)で切り替えできる。
「リアルすぎ」の意見も 開発者の反応は?
見れば見るほど「本物の犬」のように見えてくるaiboだが、発表直後には「リアルすぎてちょっと怖い」という感想を抱く人や、不気味の谷(※)を想起した人もいたようだ。小塚プロデューサーによれば、「開発メンバーは、不気味の谷などは意識していなかった」という。
(※)不気味の谷……ロボットの外見やしぐさを本物の人間に似せようとすると、ある段階から人が強い不快感を抱く現象
「aiboは、ソニーの“アイボというプロダクト”を今の技術でどこまで魅せられるかチャレンジしたもの。ロボットの一般的な話はあまり意識していない。写真だけでは不気味の谷を感じた人も、実際にaiboに触れ合ってもらえれば気にならなくなると思う」(小塚プロデューサー)
aiboとの触れ合いは、渋谷のaibo roomの他、銀座(東京)、札幌(北海道)、名古屋(愛知)、大阪(大阪)、天神(福岡)のソニーストアでも体験できる。
aibo roomでは、中央にある「aibo触れ合いベンチ」でaiboと遊べる他、自由に写真や動画の撮影も可能。「お手」のポーズをしているaiboと一緒に写真を撮ったり、aiboのロゴのあるフォトスポットで記念撮影したりできるが、aiboの「抱っこ」はNGだ。
撮影した写真や動画はSNSでシェアできる。ソニースクエア渋谷プロジェクトの公式TwitterかInstagramをフォローし、「#SonySSP」のハッシュタグを付けて投稿すれば、その場で「オリジナルaiboステッカー」がもらえるという。ステッカーは全部で5種類。2週間ほどで変更されるため「コンプリートを目指して、何度もaiboに会いに来てもらえれば」(小塚プロデューサー)という。
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