2020年、空港でハローキティの無人タクシーがお出迎え サンリオとZMPがコラボ
ZMPのロボット技術とサンリオキャラクターがコラボ。宅配ロボット「CarriRo Delivery」や開発中の無人自動走行タクシーを“ハローキティ仕様”になる。
ロボットベンチャーのZMP(東京都文京区)とサンリオは2月5日、ロボット技術とサンリオキャラクターのコラボレーションを発表した。ZMPの宅配ロボット「CarriRo Delivery」(キャリロ デリバリー)や開発中の無人自動走行タクシーを“ハローキティ仕様”にする。
CarriRo Deliveryは、物流のラストワンマイル問題の解決を目指して開発中のロボット。レーザーセンサーとカメラで周囲360度を認識しながら最大時速6キロで荷物を運ぶ。17年秋以降、六本木ヒルズや福島県南相馬市で実証実験を行っている。
一方の無人自動走行タクシーは、2020年の商用化を目指して開発している遠隔監視方式の自律走行車。17年6月には日の丸交通と自動走行タクシー実現に向けた協業を発表し、12月には都内で公道を走る実証実験を実施している。
サンリオのプライベート商談会「SANRIO EXPO 2018」(2月5〜9日)では、車体にハローキティが描かれたCarriRo Deliveryの実機の他、無人自動走行タクシーのイメージ図などをパネル展示。「海外にもファンの多いハローキティとコラボして2020年のインバウンド顧客をおもてなし。羽田空港に着いたらハローキティの自動走行タクシーが出迎え、ホテルまで送ってくれる」(ZMP)
SANRIO EXPO 2018の会場は「ゲートシティ大崎」(東京・品川区)。サンリオの取引先向け展示会のため、一般客は入場できない。
関連記事
- 「ゆうパック」ロボットが宅配 日本郵便、ローソンなど実証実験
ZMP、日本郵便、ローソンなどが、自動走行する宅配ロボットの実証実験を福島県南相馬市で行う。 - 「自走する」宅配ロボット、六本木ヒルズで書類運ぶ 実証実験へ
ロボットベンチャーのZMPが、自動走行する宅配ロボット「CarriRo Delivery」の実証実験を六本木ヒルズで行う。 - 「歩道を走る」宅配ロボット、実用化へ 「銀のさら」運営会社が実証実験
宅配ロボットに乗って、おすしが運ばれてくる。 - 台車が作業員に付いてくる 物流支援ロボ「CarriRo」、ZMPが受注スタート
ロボット技術を適用した台車「CarriRo」の受注をZMPがスタート。作業員の後をロボット台車が追従する「かるがも機能」などを備えている。 - 20年に「無人タクシー」実現へ 都内の公道で自動運転の実証実験が本格スタート
都内の公道を使った自動運転の実証実験がスタートする。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.