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AppleのShazam買収、欧州委員会が競争への懸念で調査開始
Appleが昨年12月に認めた英Shazamの買収について、欧州連合が「競争に悪影響を与える恐れがある」として調査を開始した。
米Appleによる英Shazamの買収について、欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会は2月6日(現地時間)、調査を開始すると発表した。
欧州委員会は、この取引が欧州経済地域での競争に悪影響を与える恐れがあると考えているとしている。オーストリア、フランス、アイスランド、イタリア、ノルウェー、スペイン、スウェーデンの7カ国がこの買収についての調査をEUに要請した。
Appleは昨年12月、Shazamの買収を認めた。Shazamは流れている音楽をスマートフォンのマイクで取り込み、曲名を表示する音楽認識・検索アプリをiOSおよびAndroid向けに提供している。Appleは買収したShazamの技術を、音楽サービス「Apple Music」に統合するとみられる。
米Wall Street Journalによると、Apple Musicの米国での加入者数は今夏にはスウェーデンの競合サービス「Spotify」を抜く可能性があるという。Spotifyは欧州経済地域を含む世界全体では、Apple Musicを大きく引き離している。
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