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GMOインターネット、マイニング設備貸し出し「クラウドマイニング」8月から提供
GMOインターネットがクラウドマイニングサービス「Z.com Cloud Mining」を8月から提供。マイニング設備の一部を貸し出す。
GMOインターネットは2月9日、レンタル料を払うことで仮想通貨のマイニング(採掘)センターの計算リソースの一部を借りられるクラウドマイニングサービス「Z.com Cloud Mining」を8月から提供すると発表した。大規模な設備投資や運用が難しい個人や事業者でもマイニングに取り組みやすくする。
同社はマイニング専用に、7ナノメートルプロセスのICチップをパートナー企業と研究・開発している。他社の主要製品と同じ計算性能で比べると、約56%の省電力化を実現したという。このICチップを搭載したマイニング設備の一部を貸し出す考えだ。
マイニング対象通貨は、ハッシュ関数の標準規格「SHA-256」対応の仮想通貨(ビットコイン、ビットコインキャッシュ)を予定している。契約期間は2年間(途中解約不可)で、レンタル料は500万ドル(約5.5億円、一括前払い方式)。マイニング報酬の一定率(未定)を管理手数料として徴収する。
3月1日から特設サイトでサービスの事前申し込みを受け付ける他、東京、ニューヨークなど世界9都市で説明会を順次開催する。
【訂正:2018年2月9日18時30分更新 ※初出時、公式サイトの掲載内容を基にレンタル料金を「5億円」としていましたが、内容が更新されたため「500万ドル」(約5.5億円)に訂正しました】
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