AIで訪日観光客の悩みを解決 JTB、マイクロソフト、ナビタイムらが観光アプリを提供
JTB、ナビタイムジャパン、日本マイクロソフトが訪日外国人旅行者向けスマートフォンアプリ「JAPAN Trip Navigator」(iOS、無料)の提供を開始した。観光情報を提供する他、AIを活用したチャットbotでユーザーをサポートする機能も備える。
JTB、ナビタイムジャパン、日本マイクロソフトは2月22日、訪日外国人旅行者向けスマートフォンアプリ「JAPAN Trip Navigator」(iOS、無料)の提供を開始した。観光情報を提供する他、AIを活用したチャットbotで質問に答えるサービスも用意する。現時点では英語のみに対応。
主な機能は、(1)100通り以上の観光モデルプランの提供、(2)3600件以上ある、るるぶ観光スポット情報の提供、(3)モデルプラン内の観光スポットを自分好みにカスタマイズできる機能、(4)ユーザーの利用状況に応じて観光情報をレコメンドする機能、(5)ユーザーの疑問やトラブルに対応する、AIを活用したチャットbot機能――など。チャット画面では、ユーザーがアップロードした画像から情報を調べる機能も使える。
観光モデルプランや観光スポット情報はJTBが提供。ナビタイムジャパンの訪日観光客向けアプリ「NAVITIME for Japan Travel」と連携し、観光スポットまでの移動経路検索や、ホテルなどの事前予約などもスムーズに行えるという。
アプリ開発には、日本マイクロソフトのクラウドプラットフォーム「Microsoft Azure」、AI技術を活用する。
今後はホテルや飲食店、タクシー会社などさまざまな企業・団体と連携することで、観光に関するあらゆるサポートをしていく。
JTB 訪日インバウンドビジネス推進部の坪井泰博部長は、「旅行前の情報収集をはじめ、観光中もどんどんこのアプリを活用してほしい。JTBは海外に508の拠点があり、そこでアプリをダウンロードしてもらう」と話す。「JTBは膨大な観光データの蓄積があり、独自の観光ルートプランの提供ができるのも本アプリならでは」と自信を見せる。
Android版は3月提供予定。対応言語は順次増やしていく。
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