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ドワンゴとカラー、新会社「バカー」設立 インディーゲームなど開発支援
ドワンゴと映像会社のカラーが、新会社「バカー(βακα)」を設立。インディーゲームなど個人コンテンツの開発を支援する。
動画サービス「niconico」などを運営するドワンゴと、映画「シン・ゴジラ」などで知られる庵野秀明監督が代表を務める映像会社・カラーは2月23日、新会社「バカー(βακα)」を15日に設立したと発表した。ドワンゴの川上量生取締役とカラーの庵野秀明氏の助言のもと、インディーゲームなど個人によるコンテンツ開発を支援する。
資本金は7000万円。バカーの斉藤大地取締役は「個人の作家性があるコンテンツは世界中で求められており、コンテンツの海外展開を開発段階から支援する」とし、メディアミックスを含む国内外へのコンテンツ展開を行うという。
設立メンバーは、フリーゲーム「殺戮の天使」など「電ファミニコゲームマガジン」で公開している10代向けゲーム展開に携わっていたメンバーが中心。編集者やWeb・アプリディレクター、海外パブリッシング担当者などの募集も行っている。
社名の「βακα」は、「詰め物」を意味するギリシャ語が由来。同社は「インターネットが登場しコンテンツを盛る容器の数や種類は爆発的に増えたが、何を詰めるべきかは見えないままだ。私たちはそれを考え続ける」としている。
ドワンゴとカラーは2017年7月にも、麻生専門学校グループ(福岡県飯塚市)と共同でアニメ・CG制作会社「プロジェクトスタジオQ」を設立している。
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