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Facebook、メディアが投稿に「速報」ラベルを付けられる機能をテスト中
ニュースフィードでのメディアからの投稿の表示ランクを下げているFacebookが、メディアが1日に1回だけ使える「速報」ラベルのテストを開始した。このラベルでシェアやいいね!がある程度増えるテスト結果が出ている。
米Facebookは3月5日(現地時間)、ニュースメディアが投稿に「速報(Breaking News)」ラベルを付けられる機能をテスト中であると発表した。既に米Washington Postなど米国のメディアが参加しており、今後参加メディアを拡大していく計画だ。
テストの結果、速報ラベルを付けた投稿は、付けない投稿よりも7%「いいね!」が増え、シェアも11%増えたという。
速報ラベルは、「Instant Articles」だけでなく、Webへのリンクやライブ動画に付けられる。
ただし、使えるのは1日に1回限定で、ラベルが表示されるのは最長6時間まで(表示時間は設定できる)。1カ月当たり5回分だけ予備を使えるので、どうしても重要な記事が1日に1本以上発生した場合はこれを使える。
Facebookは、今年に入って実施したニュースフィードのアルゴリズム変更で、メディアや企業からの投稿より友達からの投稿を優先したため、メディアや企業からの投稿の表示が1ポイント減少すると予測している。
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