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Leap Motion、100ドルヘッドセットを含むARプラットフォーム「North Star」をオープンソースへ
ハンドジェスチャーでの入力システムで知られるLeap Motionが、100ドル以下のコストで作れるヘッドセットを含むAR(拡張現実)プラットフォーム「North Star」をオープンソースで公開する。
米Leap Motionは4月9日(現地時間)、100ドルで製造可能なヘッドセットの設計を含むAR(拡張現実)プラットフォーム「North Star」を発表した。数日中にオープンソース化する。
Leap Motionは、手のジェスチャーでPCを操作する端末「Leap」で知られる新興企業。2014年には米Facebook傘下のOculus VRのHMDにLeapをマウントして手の動きを表示するシステムを発表した。
同社は昨年10月に英ロンドンにデザインリサーチスタジオを設立し、VR/AR映像作家のケイイチ・マツダ(松田K)氏をディレクターに迎えた。
同氏は2月には、North Starのヘッドセット越しの映像をTwitterでリークしていた。
North StarのARヘッドセットは、視野角100度以上で、120fpsの動画を表示できる2つの1600×1440ピクセルのディスプレイ、180度サポートのハンドトラッキングセンサーを搭載し、製造コストは100ドル以下。
同社は一部の開発者にプロトタイプを提供するが、ハードウェアを自社で大量生産する計画はないという。
同社のデビッド・ホルズCEOは「完全なARヘッドセットへの道のりはまだ長い。だが、Project North Starはこれまで見えなかった光景を見せてくれるかもしれない」と語った。
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