レビュー
都会派の「X-T2」にアクティブ派の「X-H1」 富士フイルムの新フラグシップはどう違う?(4/5 ページ)
富士フイルムのミラーレス一眼といえば、「X-T2」と「X-Pro2」のダブルフラッグシップと思われていたわけだが、その上を行く新たなフラッグシップ機が誕生した。それが「X-H1」だ。
Dレンジ優先モードに注目の画質
では画質をちょっと見ていこう。
薄く雲がかかってたので快晴というわけにはいかない春の空ってとこを差し引いて見る必要はあるが、発色は非常にナチュラル。
基本的にはX-T2と同じと思っていい。
でも変化はある。
新たに「Dレンジ優先」モードが付いたのだ。
今までのダイナミックレンジ拡張はハイライト部の階調を拡張する機能でありシャドウ部については感知してくれなかった。
「Dレンジ優先」はハイライト部をダイナミックレンジ拡張で広げつつ、シャドウ部もコントロールしてくれるという新機能だ。オフ・弱・強・オートの4つがあるわけだが、オフと強で比べてみよう。
ハイライト部(雲のあたりなど)の階調が柔らかくなると同時に、暗部が持ち上がってるのが分かるかと思う。
シチュエーションによってはちょっと眠い絵になるので、シャドウ部をぎゅっと締めたいときはオフに、柔らかく華やかにしたいときは強に、日常の撮影ならオートでいいんじゃないかと思う。
さて人を撮ってみよう。
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