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HTCのスタンドアロンVR「VIVE Focus」、アップデートで通話や外界モード機能追加
HTCの独自プラットフォーム搭載のスタンドアロンVRヘッドセット「VIVE Focus」が、バージョン2.0のシステムアップデートで、テキストメッセージや電話の着信を受けられる機能や、フロントカメラで外界を見る機能などが追加された。
台湾HTCは5月25日(現地時間)、現在中国でのみ販売中の「VIVE Focus」の大型システムアップデート(バージョン2.0)を発表した。
VIVE Focusは、PCやスマートフォンとの接続不要のスタンドアロンタイプのVRヘッドセット。プラットフォームは独自の「Vive Wave」で、内蔵センサーにより外部センサーなしに6DOF(前後、左右、上下、ピッチ、ヨー、ロール)の認識が可能。中国での販売価格は3999元(約7万円)から。
今回のシステムアップデートで、以下の機能が追加された。
- 連携させたスマートフォンへのテキストメッセージ、電話、ソーシャルサービスのプッシュ通知の受信
- パワーボタンのダブルクリックでの“ルックアラウンドモード”への切り替え(フロントのカメラの映像の表示)
- 4時間連続でコンテンツを再生できる“乗客モード”
- 2TBまでのアプリやコンテンツをmicroSDカードに直接インストール
また、米Seagate TechnologyがVIVE Focusにケーブルで接続し、大容量コンテンツを再生できるハードディスク「VR Power Drive」を発表した。容量は1000GBで、5000mAhのバッテリーを搭載する。
HTCは3月、VIVE Focusを中国以外でも年内に発売すると発表した。欧米では開発者版が販売されている。
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