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ロボホンが絵本を読み聞かせ 子どもの会話で展開が変わる

NTTデータなどが「ロボホン」向けの絵本読み聞かせアプリケーションを開発した。ロボホンが絵本の投影、ストーリーの読み上げを行う。物語の途中で選択肢を提示し、子どもが選んだ内容に合わせ、ストーリーが変わるという。

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 NTTデータ、NTTデータSBC、NTTデータ・スマートソーシングは5月28日、シャープのコミュニケーションロボット「RoBoHoN」(ロボホン)向けの絵本読み聞かせアプリケーションを共同開発したと発表した。ロボホンが絵本を投影し、ストーリーを読み上げる。対象読者は、保育所などの未就学児を想定している。

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ロボホンと子どもの会話のイメージ

 ロボホンに内蔵したプロジェクターで絵本を投影し、BGMを流しながらストーリーを読み上げる。物語の途中でロボホンが読者に問いかけ、2〜3通りの選択肢から読者が実際に声に出して選んだものを認識。選択肢に合わせたストーリーを読み進める。開発した3社は「返答内容をロボホンが認識してストーリーを進めるため、大人に絵本を読んでもらう感覚が味わえる」としている。

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絵本の投影(NTTデータのYouTube動画より)
NTTデータのYouTubeより

 読み聞かせアプリは、保育所や自宅などで子どもがロボットと触れ合う機会を提供するために開発したという。育児や家事と仕事の両立で忙しい親が他の作業をしながら、ロボホンに絵本の読み聞かせを頼める。

 まず、NTTデータ・スマートソーシングの企業内託児所「すまーとキッズガーデン」(宮城県石巻市)で試験導入。有効性を検証し、他の保育所への展開を目指す。

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