ニュース
サッカーピッチに自動で白線を引くロボット、日産が開発 UEFAチャンピオンズリーグ決勝戦で披露
日産自動車が、サッカーのピッチ(フィールド)に自動で白線を引くロボット「ピッチアール」を開発。UEFAチャンピオンズリーグ2017-18シーズンの決勝戦で披露した。
日産自動車は5月28日、UEFAチャンピオンズリーグ2017-18シーズンの決勝戦(ウクライナ・キエフ)で、サッカーのピッチ(フィールド)に自動で白線を引くロボット「ピッチアール」を公開した。
ピッチアールは、4つの車載カメラによる映像と、GPSを使った位置追跡、衝突防止システムを活用することで、芝生やアスファルト、砂利に覆われた路面などでも約20分でラインを引けるという。
電気自動車(EV)「日産リーフ」の新型車などに搭載している技術「プロパイロット」(自動運転レベル2に相当)から着想を得て開発した。
関連記事
- 人工知能がサッカー選手を育てる時代に? 実証進む「行動データ活用」の世界
人工知能で人の行動データを分析すれば、よりよい働き方や生活の仕方を見出せるはず――そんなSF映画のようなテーマに取り組む研究所を取材した。 - 東京五輪、審判はロボットに?――富士通、体操競技の採点をセンサーで支援 実証実験へ
富士通が、人間の動きを捉えるレーザーセンサーと骨格認識技術を活用し、体操競技の採点を支援する技術を開発。日本体操協会と共同で、2020年の東京五輪までに実用化を目指すという。 - ロボット、AIに活路 世界に後れを取った日本女子バレーが「IT強者」になれた理由
第1回は、IT活用が進む日本女子バレー代表チームを10年以上支えてきた日本スポーツアナリスト協会の渡辺啓太氏に最新のデータ活用事情を聞いた。 - 義足で世界記録は“ずるい”のか? 「テクノロジーで身体拡張」 為末大さんらが議論
義足の選手が世界記録を更新するのはずるいのか? 「技術による身体の拡張」をテーマに為末大さんと東大の稲見教授が議論した。 - “反射的に”衝突避ける「ロボットカー」 日産、ハチの行動を応用
ハチが障害物を避けて飛行する仕組みを応用し、反射的に衝突を回避できるロボットカーを日産が開発した。 - 日産、自動運転車にNASAの技術応用 不測のトラブルでも遠隔操作で回避
完全自動運転車が不測の事態に見舞われても、遠隔操作で安全に走行させるシステム「SAM」を日産が発表。NASAの探査ロボットの技術を応用したという。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.