ニュース
「Android P」のBeta 2公開でUnicode 11.0の新絵文字追加
8月に正式版公開予定のGoogleの次期モバイルOS「Android P」のBeta 2が公開された。APIが最終版になり、多数の絵文字が追加された。
米Googleは6月6日(現地時間)、次期モバイルOS「Android P」の「Beta 2」(開発者プレビュー3)を公開した。このバージョンでAndroid P APIが最終版になり、いくつかの新機能が追加された他、157個の絵文字の追加、修正も行われた。
絵文字専門サイトEmojipediaによると、前日リリースされたUnicode 11.0の絵文字が追加された。「Freezing Face」(寒さで凍りついた顔文字)やラマ、ゴーグル(ARヘッドセットにも見える)などだ(EmojipediaにUnicode 11.0の絵文字のリストがある)。
人物の絵文字では、赤毛やカーリーヘアた追加された。インクルーシブ(人種やLGBTQ、身体的特徴などを理由に排除しないこと)に関する配慮もあり、例えば「家族」の絵文字に両親が中性的なものが用意された。
ピストル、サラダ、バイオリンなど、いくつかの絵文字が修正された。例えば、ピストルは昨今の銃乱射事件などを受け、リアルな銃からおもちゃのようなデザインに、サラダはゆで卵を抜き、バイオリンにはあご当てを追加した。
Android Pのこの後のスケジュールは、6月中に開発者プレビュー4、7月後半に開発者プレビュー5が公開され、8月に正式版公開の予定だ。8月の正式版公開の段階で、お菓子ネーム(現行のAndroid 8は「Oreo」)が発表される。
関連記事
- Google、「Android P」のシステムナビゲーションなど新機能を紹介
次期Android「Android P」には、片手で操作しやすい新しいシステムナビゲーションや使い過ぎ防止機能、DeepMindのAI機能採用のバッテリー調整機能などが追加される。 - スマートでよりシンプルな「Android P」βテスト開始 11機種が対象
米Googleは5月8日(米国太平洋夏時間)、Androidの次期バージョン「Android P」を発表。同日から、同社の「Pixel」シリーズのスマートフォンの他、「Xperia XZ2」「Essential PH-1」といった一部サードパーティー製Androidスマホにおいてβ(ベータ)テストを開始した。 - Google、「Android P」開発者プレビュー公開 “切り欠き”もサポート
Googleが、次期モバイルOS「Android P」の開発者プレビューを公開した。Appleの「iPhone X」にあるような“切り欠き”のサポートや屋内位置情報機能、メッセージのプッシュ通知の強化などの新機能がある。 - Android Oのお菓子ネームは「Oreo」(オレオ)に
Googleは8月21日、次期モバイルOSの正式名称を「Android 8.0 Oreo」と発表した。オレオはNaviscoのクッキー。商標を採用したのは2013年のAndroid 4.4 KitKat以来だ。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.