冗談ではない! AIロボット「ハロ」との会話がディープ過ぎた件(3/3 ページ)
バンダイの「ガンシェルジュ ハロ」は、AI(人工知能)技術を駆使したコミュニケーションロボット。ガンダムに関するうんちくを披露したり、クイズを出したりと多彩な対話を楽しめる。バンダイ本社を訪ね、詳細を聞いた。
初回生産分はプレミアムバンダイ限定販売
6月中旬の時点で完成度は、「ハード的、ソフト的にはまだ6〜7割」の状態というが、ハロらしい動きと受け答えには手応えを感じているようだ。価格は14万9040円(税込)と、ハイターゲットトイと呼ばれる大人向けアイテムの中でも高価な部類に入る。しかしそう指摘したところ、「玩具とは書かないでほしいですね」(大江さん)といわれた。
「最先端の技術を持っているIBMさんとロボット開発の第一人者であるVAIO、バンダイナムコスタジオとバンダイナムコエンターテインメントも協力しています。玩具というよりAIコミュニケーションロボット。値段はもう少し安くしたかったのですが、PCと同じようなCPUを積み、通信手段としてWi-FiやBluetoothも搭載しています。ある程度の性能を求めると高価になるのは仕方ないところです」
なお、サーバの利用料は12カ月間無料だが、それ以降どうするかは未定だ。価格の高さもあり、同社ではユーザーはアニメ機動戦士ガンダムを初回放送で見ていた世代の男性が中心になると考えている。
ガンシェルジュ ハロは、7月下旬から公式通販サイト「プレミアムバンダイ」で予約受付を開始する。その際、詳細なスペックや専用アプリの対応機種(スマートフォンなど)といった情報も公開する予定。ただ、生産の難しさもあって出荷数は限られるため、初回生産分についてはプレミアムバンダイ限定販売となるという。いち早くハロと話したい方は、公式ページのチェックを忘れないでほしい。あれは、いいものだ。
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