コラム
背面モニターはチルト式か、バリアングル式か(5/6 ページ)
デジカメの背面ディスプレイはチルト式か、バリアングル式か。使い勝手には大きな違いがある。それぞれのメリット、デメリットと、デジカメ史に残るユニークな可動式モニターもご紹介。
富士フイルムのXシリーズはチルト式の拡張を模索中
だがしかし、確かにチルト式は「縦位置ローアングル時に不便」である。何かいい手はないものか。
富士フイルムは2つの答えを模索してる。
一つは「X-T2」と「X-H1」に搭載した、横向きにもチルトするチルト式モニター。
上下チルトに加え、横にも少しチルトすることで縦位置ローアングル撮影を可能にしたのである。
これは素晴らしい。
さらに、「X-T100」はもっと凝ったことしてる。「モニターのチルト式機構ごと横に180度開く」のである。
確かにこうすると自撮りにも対応できる。
可動範囲ではバリアングル式に及ばないが、チルト式の拡張として面白すぎる。
歴史に残るもっとヘンな可動式モニター
最後にデジカメ史に残るユニークな可動式モニターを2つ紹介。
一つは2005年に登場したソニーの「Cyber-shot DSC-R1」。
これはAPS-Cセンサーの大型センサーを搭載したハイエンドカメラなのだが可動式モニターが背面ではなく上面に付いてたのである。
腰の辺りで構えて下を見るとちょうどモニターがある感じで、ファインダーで覗くかローアングル撮影をするかってのが斬新。
上面のモニターを上に起こして回転させられたのである。
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