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“ランチ難民”救え 職場の自販機で弁当注文、サントリーとぐるなび
サントリービバレッジソリューションが、法人向けに、職場の自動販売機で弁当を注文できるサービス「宅弁」を始める。ぐるなびが協力し、職場近隣のレストランから作りたての弁当を届ける。
サントリービバレッジソリューションは7月5日、法人向けに、職場の自動販売機で弁当を注文できるサービス「宅弁」を始めると発表した。グルメ情報サイトを運営するぐるなびが職場近隣のレストランと交渉し、宅配弁当を頼めるようにする。
午前8〜10時、自販機で飲料を買うのと同じように弁当を注文しておくと、正午ごろに作りたての弁当が届く。東京都中央区、港区、千代田区、品川区(いずれも一部除く)で提供する。メニューは1日1品(日替わり)。
ぐるなびの調査によれば、職場の昼食環境に不満を感じている人は43%、月1回以上昼食を食べられない人は36%に上る(調査は5月、都内23区の20〜50代男女2125人を対象に実施)。働き方改革を背景に「少しでも時間を有効に使いたい」というニーズが高まる一方、“ランチ難民”という言葉があるように、職場周辺の飲食店が少なかったり、混雑していたりといった課題が顕在化しているという。
サントリーは、こうした課題を解決するとともに、自販機の新しい需要を掘り起こす考えだ。ぐるなびは、地域の飲食店と導入企業の職場をつなげ、飲食店の活性化を狙う。
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