ローランド、小さく軽くなったデジタル管楽器「Aerophone GO」発表 サックスの指使いで演奏
ローランドがデジタル管楽器「Aerophone GO」を7月28日に発売する。サックスの指使いで、本体に内蔵した11種類の音色で演奏可能。専用のスマホアプリと接続してさらに幅広い音色で演奏したり、アンサンブルを楽しんだりできるという。
ローランドは7月17日、サックスの指使いとブレスコントロールで演奏できるデジタル管楽器「Aerophone GO」(エアロフォン・ゴー)を発表した。2016年に発売した「Aerophone」のコンセプトはそのままに、本体のコンパクト化と低価格化を図った。7月28日に発売する予定で、価格はオープン。店頭では5万4000円前後になる見込み(税込)。
4種類のサックスの他、フルートやヴァイオリンなど計11種類の音色を内蔵。また専用アプリ「Aerophone GO Plus」(iOS/Android)を導入したスマートフォンなどとBluetooth接続すれば、尺八やフレンチ・ホルン、チェロなど50種類の音色で演奏できるという(音はスマートフォンから出力)。
本体サイズは128(幅)× 78(奥行き)× 454(高さ)ミリで、重さは電池を含めて695グラム。単三形ニッケル水素充電池で最大10時間の連続使用が可能だ。スピーカーやイヤフォン端子も備えているため、持ち歩いて気軽に演奏できるという。
Aerophone GO Plusにはスマホに保存している楽曲の主旋律を消音してカラオケのように練習できる機能や、曲のテンポを落として練習する機能の他、息の吹き込み具合やリードをかむ力を検知するセンサー感度など各種設定が可能。またもう1つの専用アプリ「Aerophone GO Ensemble」では、1台のスマートフォンに7台までのAerophone GOをワイヤレス接続し、アンサンブル演奏が楽しめる。
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