「RICOH THETAプラグインストア」公開、機能の“後付け”可能に ソースコードも公開へ、改造して配信OK
リコーの全天球カメラ「RICOH TEHATA V」にさまざまな機能を追加できるプラグインストアが公開。自社開発のプラグインはソースコードも公開予定で、開発者が自由に改造し、プラグインストアを通じて配信できるようになる。
リコーはこのほど、全天球カメラの最上位機種「RICOH TEHATA V」にさまざまな機能を追加できる「RICOH TEHATAプラグインストア」を公開した。撮影した静止画をGoogleフォトに自動アップロードできるプラグインなどが利用できる。自社開発のプラグインは今後、ソースコードも公開予定で、開発者が自由に改造し、プラグインストアを通じて配信できるようになる。
ストアで公開した自社開発のプラグインは、THETA Vで撮影した静止画をルータ経由でGoogleフォトに自動アップロードできる「File Cloud Upload」、映像をルータ経由・PC不要でYouTubeにライブ配信できる「Wireless Live Streaming」、制止画から被写体の顔を検知し、ぼかすことができる「Automatic Face Blur BETA」の3つ。
それぞれ、ソースコードを公開する予定だ。「YouTube以外のストリーミングサービスで配信できるプラグインが欲しい」「登録された顔のみ、ぼかしがかからないようにしたい」といった場合はコードを修正することで簡単にプラグインを開発でき、開発したプラグインはストアを通じて世界に発信できる。現時点では無償配信のみ対応するが、将来は有償配信に対応したいという。
同ストアでは、パートナー企業が開発したプラグインも5種類公開。ソニーが開発した、IoTガジェット「MESH」からTHETAの撮影をコントロールできるプラグインなどがダウンロード可能だ。
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