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高校生の「興味があること」からAIが大学を提案 マイナビと三菱総合研究所
マイナビと三菱総合研究所は、高校生が興味のあることなどを書き込むと志向に合った大学をAIが提案するサービス「納得できる学校研究」の本格提供を開始した。やりたいことや志望校がはっきりと決まっていない学生にも進路の可能性を広げるという。
マイナビと三菱総合研究所(MRI)は7月24日、高校生が大学で学びたいことや興味のあることを入力すると、AIが大学や学部を提案するサービス「納得できる学校研究」の本格提供を始めた。進路が決まっていない学生に情報を検索するきっかけを与え、進路の幅と可能性を広げるという。
学生が性別や学年、学校名を入力後、興味のあることや楽しいと思うことをテキストで書き込むと、おすすめの大学10校と学部がランキング形式で表示される。利用は無料。PCやスマートフォンのWebブラウザで利用できる。
MRIが採用業務向けに開発したAI(人工知能)「HaRi」を活用し、4月から試験運用していたサービス。HaRiには各大学の公開している学部情報、「マイナビ進学」の大学情報やユーザー行動データなどを学習させ、学生が入力したテキストや希望進学エリア、在籍高校の進学実績などの情報と総合的にマッチングする。
今後、両社は入力されたテキスト情報や学校情報などを再学習させることでマッチング精度を向上させる他、大学入試業務へのHariの活用に向けた取り組みも進めるとしている。
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