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バーチャルキャラを表示、JDIが5.5型ディスプレイ 課金型サービスを検討
ジャパンディスプレイとNHKメディアテクノロジーが、立体感のある動画を再生できる5.5型ディスプレイを開発。アイドルやバーチャルキャラクターを画面上に表示できる課金型のサービスなどを検討する。
ジャパンディスプレイ(JDI)とNHKメディアテクノロジーは8月1日、立体感のある動画を再生できる5.5型ディスプレイのコンセプトモデルを開発したと発表した。他社と共同で商品化を目指す。IP(知的財産)を保有する企業とも協業し、アイドルやバーチャルキャラクターを画面上に表示できるサービスなどを検討する。
バリアを使用したライトフィールドディスプレイを採用。見る位置に応じた物体からの複数の反射光を疑似的に再現し、裸眼でも3D映像に見えるようにした。従来は17型だったが、コンパクトな5.5型を開発。「解像度は550ppi程度だが、実際の見栄えはHD程度」(同社広報担当者)という。スマートスピーカーやIoT機器を開発する企業への提供を見込む。
またJDIの製品にも搭載し、アイドルやバーチャルキャラを表示できる課金型のサービスも検討。IPを提供する企業に売上の一部を支払うビジネスモデルを想定する。
「2019年度中に何らかの形で実用化したい」(同社広報担当者)
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