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スマートスピーカーの世界市場、Google出資の中国JD.comが4位に──Strategy Analytics調べ

Strategy Analyticsによる世界のスマートスピーカー市場調査の結果、米企業が参入していない中国でAlibabaとJD.comが急伸していることが分かった。Googleも伸びており、それぞれがAmazonのシェアを奪った。

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 米調査会社Strategy Analyticsは8月13日(現地時間)、4〜6月期の世界でのスマートスピーカーのメーカー別出荷に関する調査結果を発表した。同四半期の総出荷台数は前年同期比203%増(約3倍)の1170万台だった。

 メーカー別ランキングの上位4社は前期と変わらず、米Amazon.com、米Google、中国Alibaba、米Appleの順だった。

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2018年第2四半期の世界でのメーカー別スマートスピーカー出荷(資料:Strategy Analytics)

 Amazonは前年同期、75.8%という圧倒的なシェアだったが、Googleが420%という成長率でAmazonのシェアを奪い、Amazonのシェアは41.0%、Googleのシェアは27.6%になった。Appleは前期より0.1ポイントシェアを下げた。

 前期はランキングに入っていなかった中国JD.comが5位にランクインした。出荷台数はまだ30万台だが、成長率は541%とGoogleより高い。

 同社は2016年から「DingDong」ブランドのスマートスピーカーを中国本土で展開している。今年に入ってAmazonの「Echo Show」のようなディスプレイ付きスマートスピーカー「DingDong Play」を1700元(約2万7000円)で発売した。

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JD.comのディスプレイ付きスマートスピーカー「DingDong Play」

 中国ではAmazonもGoogleも自社のスマートスピーカーを販売していない。Googleは6月、JD.comに5億ドル以上出資すると発表している。

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