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Facebook、新CMO(最高マーケティング責任者)をHPから引き抜き
Facebookが、1月から空席だったCMO(最高マーケティング責任者)の座にPepsico、Visa、HPでCMOを歴任したアントニオ・ルシオ氏を迎えると発表した。
米Facebookのクリス・コックスCPO(最高製品責任者)は8月23日(現地時間)、米HPのCMO(最高マーケティング責任者)、アントニオ・ルシオ氏をCMOに迎えると発表した。同氏は9月4日にFacebook入りし、コックス氏直属になる。Facebookの前CMO、ギャリー・ブリッグス氏は1月に退社している。
ルシオ氏はHPで3年間CMOを務める前はPepsiCoおよびVisaでCMOを含む役職を歴任した。同氏のLinkedInには、自分の「人生の目標は長年にわたって賞賛されるブランドを構築すること」とある。
ルシオ氏はスペイン生まれのプレルトリコ育ち。CMO指名発表後に更新したFacebookのプロフィール画像はプエルトリコの旗を掲げた写真になっている。
Facebookは現在、フェイクニュース問題やCAスキャンダル、ユーザーデータの取り扱いなどで批判を浴びている。コックス氏は投稿で「Facebookは今、転換期にある。これまでにない大きな問題に直面しており、同時に世界にポジティブなインパクトを与えられる機会を持っている」と語った。
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