Huaweiの「P20 Pro」など、3DMarkのランキングから削除 禁止の最適化発覚で
Huaweiの「P20 Pro」などの幾つかのスマートフォンが、ベンチマークアプリ「3DMark」で自動的に「Performance Mode」に切り替わるのは規約違反だとして、UL Benchmarksがこれらの端末をランキングから削除した。
フィンランドUL Benchmarks(旧Futuremark)は9月6日(現地時間)、中国Huaweiの幾つかのスマートフォンが同社のベンチマーク規定に反していることが判明したため、「Best Smartphones」ランキングから削除したと発表した。削除されたのは、「P20 Pro」「Nova 3」「Honor Play」「P20」の4モデル。
米メディアAnandTechが4日に、Huaweiがベンチマークをチートしていると報じたことを受け、UL Benchmarksで確認したところ、これらの端末がUL Benchmarksのベンチマークアプリ「3DMark」で自動的に「Performance Mode」で稼働するよう最適化されていることが分かったという。
以下は、Google Playストアで公開している一般向け3DMarkと、社内で使っている3DMarkでのベンチマーク比較だ。公開アプリだと最大47%も高い結果になっている。
この差は、端末が3DMarkアプリをホワイトリスト化していることを示しており、こうしたアプリの検出および最適化は同社の「BENCHMARK RULES AND GUIDELINES」に反するとしている。
UL BenchmarksがHuaweiに連絡したところ、Huaweiはこの最適化を認め、「将来的にPerformance Modeをユーザーが必要なときに設定できるようにする計画だ」と語った。UL Benchmarksのガイドラインでは、そうした性能強化モードは認めている。
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