ニュース
Apple、世界スマートフォン出荷ランキングで2010年第2四半期以来初の3位転落──IDC調べ
IDCの4〜6月期の世界スマートフォン市場調査結果によると、メーカー別シェアでHuaweiが初めて2位になり、Appleは2010年第2四半期以来初めて3位に転落した。
米調査会社IDCが7月31日(現地時間)に発表した第2四半期(4〜6月)の世界におけるメーカー別スマートフォン出荷に関する調査結果によると、これまで米Appleが守ってきた2位の座を中国Huaweiが奪った。Huaweiが2位になるのはこれが初であり、Appleが3位に転落するのは2010年第2四半期以来だ。
トップは変わらず韓国Samsung Electronicsで、中国Xiaomiが中国OPPOを抜いて4位になった。
【訂正:2018年8月2日10時16分 初出時に「中国Xiaomiが中国OPPOを抜いて3位になった」としていましたが、正しくは「4位」です。おわびして訂正致します。】
スマートフォンの総出荷台数は前年同期比1.8%減の3億4200万台だった。これで3四半期連続の減少を記録した。
Appleは例年、秋にiPhoneの新モデルを発売し、第3、第4四半期にシェアを伸ばすので、トップ4社はまた入れ替わる可能性があるとIDCは語った。
超ハイエンド端末(700ドル以上の端末)の競争は主にApple、Samung、Huaweiの3社の戦いになっており、これは短期的には変わらないとIDCは予測する。
Huaweiは中国でのシェアは過去最高の27%で首位だった。日本でも販売しているハイエンドの「P20」および「P20 Pro」が好調だった。
関連記事
- 復活から攻勢に転じたXiaomi、2018年はシェア4位を維持できるか
中国の新興スマートフォンメーカーとして一時は世界中から脚光を浴びたXiaomi。Xiaomiの成功モデルは、スマートフォン市場の成長が右肩上がりの時代にしか通用しなかった。しかしそれからわずか3年でXiaomiは劇的な復活劇を果たした。 - 「iPhone X」が1〜3月期世界スマートフォン市場で首位に──Strategy Analytics調べ
1〜3月の世界でのスマートフォン機種別販売台数ランキングで、Appleの「iPhone X」がトップだった。4位までをiPhoneが占めた。5位はXiaomiの廉価モデルで、3月に発売されたばかりのGalaxy S9 Plusが6位だった。 - Huaweiがスマホで世界一になる日、新モデル「P20」への期待 リチャード・ユーCEOが語る
日本メディアがHuaweiのコンシューマー・ビジネス・グループのCEO、リチャード・ユー氏と面会。グループインタビューを実施した。リチャード氏は、ライバルに対するHuaweiの強みや、PC事業に参入した理由、次期スマホ「P20」について語った。 - Appleの世界スマートフォン売上高シェア、2017年第4四半期は51%──Strategy Analytics調べ
Appleが、2017年10〜12月期の世界スマートフォン売上高シェアで51%を占めた。999ドルからという高価格の「iPhone X」が好調だった。シェア2位のSamsungは14%だった。 - メーカー別世界スマートフォンシェア、HuaweiがAppleに僅差で迫る──Strategy Analytics調べ
Strategy Analyticsの調査によると、4〜6月期の世界スマートフォンメーカー別シェアは、1位からSamsung、Apple、Huawei、OPPOの順位は前期から変わらないが、AppleとHuaweiの差はわずか0.7ポイントに縮まった。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.