「iPhone X」が1〜3月期世界スマートフォン市場で首位に──Strategy Analytics調べ:調査レポート
1〜3月の世界でのスマートフォン機種別販売台数ランキングで、Appleの「iPhone X」がトップだった。4位までをiPhoneが占めた。5位はXiaomiの廉価モデルで、3月に発売されたばかりのGalaxy S9 Plusが6位だった。
米調査会社Strategy Analyticsが5月3日(現地時間)に発表した2018年第1四半期(1〜3月)の世界でのスマートフォン販売台数に関する調査結果によると、同四半期に最も売れたのは米Appleの「iPhone X」だった。スマートフォンの同期の総販売台数は前年同期比2.4%減の3億4540万台。
機種別販売台数のランキングで、1位のiPhone X(1600万台)に続くのは「iPhone 8」(1250万台)、「iPhone 8 Plus」(830万台)、「iPhone 7」(560万台)と、4位までをAppleが独占。5位は中国Xiaomiが中国やインドなどで販売する「Redmi 5A」(540万台)、6位は韓国Samsung Electronicsが3月中旬に欧米などで発売(日本ではまだ)した「Galaxy S9 Plus」(530万台)だった。
AppleはiPhoneの機種別販売台数を発表しないが、1〜3月期の業績発表でティム・クックCEOは、iPhone XがiPhoneの中で最も人気があると語った。Appleが発表した同四半期のiPhoneの販売台数は5221万7000台。
Redmi 5Aは、Xiaomiが昨年10月に発売した廉価なAndroid端末。インドでの販売価格は4999ルピー(約5100円)からだ。
Galaxy S9 Plusは同四半期の初頭に発売されたばかりだ。Strategy Analyticsは、第2四半期にはGalaxy S9 PlusがAndroid端末としてトップになると予測している。
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