YouTube、ゲームコンテンツでTwitch対抗強化、「YouTube Gaming」アプリは終了へ
YouTubeがゲームコンテンツの新しいポータル「YouTube Gaming」をまずは米国で開設した。iOSおよびAndroid版YouTube Gamingアプリは2019年3月に提供を終了し、YouTubeアプリに1本化する。
米Google傘下のYouTubeは9月18日(現地時間)、YouTube上でゲーム関連のコンテンツを視聴するための新しい「YouTube Gaming」(youtube.com/gaming)を立ち上げたと発表した。
2015年に立ち上げた「YouTube Gaming」(gaming.youtube.com)もまだ併存するが、iOSおよびAndroid版「YouTube Gaming」アプリは2019年3月に提供を終了する計画だ。公式ブログには説明はないが、gaming.youtube.comも閉鎖されるのかもしれない(YouTube Gamingに過去にチャンネル登録したユーザーに対し、チャンネルをYouTubeと共有するよう勧める告知が表示される)。
YouTube GamingアプリはダークモードやSuper Chatなどの新機能をYouTubeアプリに先行して使えていたが、そうした機能は順次YouTubeアプリにも追加されてきた。YouTube Gamingアプリ終了後は、ゲーム関連の機能を直接YouTubeに追加していく。
YouTubeはYouTube Gamingアプリ終了の理由を「YouTube Gamingアプリには多数のユーザーがいるが、YouTube上でリーチできるゲーマーの方がはるかに多い」からとしている。過去1年間だけでもYouTubeでゲームコンテンツが視聴された累計時間は500億時間以上だった。
新しいYouTube Gamingのトップにはユーザー履歴を反映してパーソナライズしたゲームコンテンツが並ぶ。その下には登録チャンネルの最新コンテンツやライブ動画が並ぶ。新しい項目として、注目の新人クリエイターをピックアップする「On The Rise」コーナーもある。YouTubeと競合する米Amazon.com傘下のTwitchにはこうしたコーナーがなく、新規クリエイターが埋もれてしまう傾向にある。
新しいYouTube Gamingはまず米国でスタートし、段階的に提供地域を拡大していく計画だ。
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