米Adobe Systemsは10月1日、AcrobatとReaderのセキュリティアップデートをWindowsとMac向けに公開し、計86件の脆弱性を修正した。うち半数以上は同社の3段階評価で緊急度が最も高い「クリティカル」に分類されている。
Adobeのセキュリティ情報によると、「クリティカル」の脆弱性を悪用されれば任意のコードを実行される恐れがある。他にも、情報流出や権限の昇格につながる脆弱性が多数修正されている。
優先度はWindows、Macとも「2」に分類されており、現時点でこれら脆弱性の悪用は確認されていないと思われる。
脆弱性を修正した更新版は、Acrobat DC/Reader DCの連続トラックがバージョン2019.008.20071、Acrobat 2017/Reader DC 2017のクラシック2017トラックが同2017.011.30105、Acrobat DC/Reader DCのクラシック2015トラックが同2015.006.30456となる。
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任意のコード実行に利用される恐れのある深刻な脆弱性を含め、7件の脆弱性を修正した。
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