LINEの独自決済端末「LINE Pay 据置端末」 申し込み開始
LINE Payが、決済サービス「LINE Pay」の店舗向け決済端末「LINE Pay 据置端末」の申し込み受け付けを開始した。12月中旬から順次配送する。
LINE子会社のLINE Payは10月17日、決済サービス「LINE Pay」用の決済端末「LINE Pay 据置端末」の申し込み受け付けを開始した。日本と台湾で提供。加盟店審査の実施後、12月中旬から順次配送する。
LINE PayのQRコード決済に対応した店舗向けの決済端末。決済金額を入力するとQRコードを表示し、顧客がスマートフォンでコードを読み取るとLINE Payで決済できる。スタンドアロン型の独自端末で、周辺機器などは不要。店頭に設置して電源を入れるだけで使えるという。
利用には1年間の契約が必要で、端末利用料は月額1500円(税別)。決済手数料は2.45%(税別)で、すでに提供している店舗向けスマホアプリ「LINE Pay 店舗アプリ」(iOS/Android、ダウンロード無料)と変わらない。端末利用料を端末配送月から6カ月間無料にし、決済手数料を利用開始日から2021年7月末まで無料にするキャンペーンも実施する。
端末サイズは95(高さ)×80(幅)×155(奥行き)ミリで、重さは約430グラム。カラーはグリーンとホワイトの2色。接続方法はBluetooth V4.2、Wi-fi、WCDMAに対応し、台湾ではNFCにも対応させる。充電式のバッテリーを搭載し、最長30時間利用できる。
LINE Payは7月、独自決済端末を開発していると発表。また、10月9日には、LINEのトーク画面上でLINE Payを利用できるようにするなど、LINE Pay利用拡大に向けた施策を打ち出している。
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