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髪が勝手に巻き付く“くるくるドライヤー”、ダイソンが発売
ダイソンがヘアドライヤーの新製品「エアラップ」を発売。コアンダ効果を応用し、手を動かさなくても髪が勝手にカーラーに巻き付くという。
ダイソンは10月23日、ヘアドライヤーの新製品「Dyson Airwap(エアラップ)スタイラー」を発売した。コアンダ効果を応用し、手を動かさなくても髪が勝手にカーラーに巻きつく。同日からダイソンの直営店や公式オンラインストアなどで販売する。価格は5万9400円(税込)から。
コアンダ効果は、高速・高圧の気流が、近くにある物体の側面に沿って流れを変える現象のこと。エアラップのカーラーでは、0.6ミリ幅のベント(通気孔)から吹き出した風がカーラーの表面に沿って回転する気流になる。髪を近づけると気流に引き寄せられ、らせん状に巻きつく仕組み。
ブロー用のブラシにもコアンダ効果を応用した。一般的な製品ではブラシの正面に向けて風が出るのに対し、エアラップでは髪をとかす際にブラシの上から下に空気が流れる。これにより髪が乱れず、熱に頼らなくても短時間でまとまりやすいという。
来日したDysonのヴェロニカ・アラニス氏(アドバンスド インサイト エンジニア)は、「これまで髪のスタイリングは事前に髪を乾かす必要があったが、エアラップは湿った髪を乾かしながらスタイリングするツール。センサーで毎秒最大40回も温度の測定と調整を行うため、過度な熱に髪がさらされることはない」と話している。
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